「何が?」

「成田くんと、チョコレートパフェ」

「…馬鹿か。俺は何でも似合うんだよ。おめえも食わねーと、溶けちまうぞ」

「あ、本当だ」

二人はしばし黙々と食べていたが、中里が思い出したように、話し出した。

「そういえば、昨日、直子から電話があって、ますます成田くんのファンになったって言ってた」

「あっそ」

「直子、いい子でしょ」

「そうか?」

「うん。すごい素直で、可愛くて。可愛かったでしょ?」

中里はニヤっと、成田を見た。