「作曲って、難しいんでしょ?」

「そんな事ないさ。出来る時は、パパッと出来ちまうんだけど、なんで、今回は出来ねーんだろうな」

そこへ、

「お待たせ致しました」

と、チョコレートパフェが運ばれて来た。

「いただきます」

成田は話を止めてチョコレートパフェを食べはじめた。そして、視線を感じて目線上げると中里と目が合った。

「何だよ」

「え?あ、いや。…何か、妙に似合うなって思って」