LOVE SONG

ただ、過去数時間しか会ってなく、大していい女でもないのに、惚れてるとは思えなかった。
そのため『高原の言う通り、嫌いなのかもしれねぇな』と思いかけていた。

CityNoiseの歌も無事終わって、テレビの仕事が終わった。

次はラジオの仕事だった。

メンバーと一緒に中里も移動のバンに乗り込んだ。

「ねぇ、ラジオに作詞家の先生としてゲスト出演なんてどう?」

前迫が前の席に座っている中里の頭をポンと叩いた。