LOVE SONG

「マネージャーに言っとくから」

と、言い残して前迫も高原と一緒に出て行った。

気づくとCityNoiseの楽屋に一人残された形となった中里は、怪しい奴だと思われては大変と、急いで楽屋を出た。

しかし、どこで本番をやっているのか全く分からず、どうしようかとうろうろしているとCityNoiseのマネージャーが来てくれた。

「中里さん、密着取材されるんですってね」

「は〜。そうしたらと、おっしゃって頂きましたので」