LOVE SONG

「じゃ、続きは一時半から」

プロデューサーの声がして、スタッフはそれぞれ散って行った。

「それでは、私はこれで失礼させて頂きますね」

と、中里はプロデューサーにお辞儀した。

「わざわざすまなかったね。ありがと。お陰で舞子もリラックスして、しっかり出来てるよ。この調子だと、スムーズにいきそうだ」

「そう言っていただければ来たかいがありました。じゃ、頑張って下さい」

「ああ、お疲れさん」