LOVE SONG

「けど、成田くんは、絶対いいからって、私が今更言わなくても、哀華の方が良く分かってるか。陰ながら応援してるからね」

「ありがと」

それから、二人は懐かしい話や、仕事の話、直子の結婚準備の話などしながら食事を済ませ、店を出る事にした。

「もう一軒って、言いたいところなんだけど、今から不破さんと会うんだ」

と、直子。

「え?今から?」

「うん。決めなきゃいけない事がイロイロあってね」