LOVE SONG

二人が穏やかに微笑み合った時、丁度、料理が運ばれてきた。

「わぁ、美味しそう」

「いただきまぁす」

二人は、話を止めてまずは料理に手をつけた。

「じゃ、私の話は終わって、今度は哀華の仕事の話…じゃなくて、恋の話しようよ」

「何それ?恋の話なんてないんだけど」

「嘘おっしゃい」

「嘘じゃないもん」

「んじゃ、冗談は顔だけにしなさい」

「何なのよ、もう」