LOVE SONG

「ゴメン、遅れて」

「そんなに遅くないよ」

「何か頼んだ?」

「ん、まだ」

と、いうことで、オーダーした後、早速、直子の結婚の話となった。

「いつ、お見合いしたの?」

「えっとぉ、前、テレビ局で哀華に会うちょっと前」

「何よぉ〜。全然そんな話しなかったじゃないのぉ。この前、家に電話して来た時だって」

「ごめん。だって、まだあの時は結婚するって決まってなかったのよ。何回か、デートしてって感じだったの」