ＬＯＶＥ ＳＯＮＧ

「はあ、それなら、もう書き上げましたけど」

「えっ！もう出来上がったんですかっ！」

「えぇ…」

プロデューサーがあまりにびっくりするので、中里は押され気味に答えた。

「良かったぁ。実はスケジュールの都合上、レコーディングが明日になったんで、どうしても今日中に仕上げてもらおうと思って電話したんですよ」

「あ、そうだったんですか」

「じゃ、出来上がってるんだったら、すぐメールで送って貰いたいんですが」