「私ね……もう1人でも平気だから」



ララ?



ララは僕の頬に手を添えて



「大河が本当に好きなのは誰?」



意味深なことを言い出した



「ララ………?」



「答えて?大河の本当に好きな人は誰?」



僕の本当に好きな人



その人は……



「李亜さん……」



「やっぱり李亜ちゃんなんだ」



ニコッと笑い



「大河、さよならだよ。今度は楽しい恋をして」



僕の背中を押した



僕は振り返り



「ララ……ごめん。ありがとう!」



好きで堪らない彼女に会いに走り出した