先見の巫女



「…仕方ない事なのに…」


あたしはこの京を守らなきゃいけない。
どんなモノを手放し、犠牲にしても…


それが…自分の命だとしても…


「帰ったら朱雀に謝らなきゃ…」


そんな運命が嫌で嫌で…あたしの辛さなんか誰にも分かってもらえなくて…


それがどうしようもなく苦しかった…