「♪〜♪〜♪〜 いつか天の揺り篭 還りし母の胸に 温もり癒し安らぎ 神の愛の翼 ♪〜♪〜♪〜」 朱雀と最初に会った橋で、遠い記憶の中にあった子守唄を口ずさんだ。 「♪〜♪〜♪〜 光は何処へ? 果てなき天の彼方へ 歌は何処へ? 人々の夢の中へ ♪〜♪〜♪〜」 辛い…自分の好きなように生きられない事、決められた運命から逃れられない事ー… 『全てが辛い』 それを朱雀に八つ当たりしてしまった。