「いやあぁぁぁっ!!!」 そこからが悲劇だった。暴走した雛菊は無意識に翡翠龍を自分へと降ろし暴走していた。 これが雛菊の翡翠龍の巫女としての目覚めだった。 翡翠龍自身もそれが初めての降臨だった為に自我を保てなかった。 それゆえに翡翠の体は崩壊寸前まで陥った。 それを止めたのが京の守り神、陰陽師の安倍晴明だ。 雛菊は目覚めてから半年間死んだように眠っていた。