「……んっ……」 目を開けると見知らぬ天井が視界いっぱいに広がった。 此処は……?朱雀と出会って、それから…… あ、そうだ…… すごく頭が痛くなって… 「目ぇ覚めたか?」 天井だけの視界に朱雀の顔が入ってきた。 「す、朱雀!?」 慌てて目を見開くと、朱雀は失礼な奴だなと笑いながらあたしにお茶を出してくれた。