「翡翠龍…あなたは 誰を使い手に?」 「その事なのだが…」 翡翠龍の言葉を遮るように、神殿の扉が開く。 「失礼いたします」 凛とした声で神殿に入ってきたのは翠色の瞳と髪を持つ青年だった。 後ろに一つに束ねられた髪が綺麗に靡いている。 綺麗な人だと思った。 そして… 彼もまた… 羽優を美しい人だと思う。 しばらく二人で見つめ合うような形になる。 「あ…あなたは? 此処に何か?」 ハッとしてそう尋ねると、青年もハッとしたように 口を開く。