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「認めぬ!!!」
第一声がこれだ。
黒闇龍は怒りを抑えずに撒き散らす。
破壊の神である黒闇龍は
力を何よりも誇りと
していた…
今私達は黒闇龍に誇りを
捨てろと言っているのだ。
起こるのも無理はないのだけれど…
「我々がこの地を離れたら誰が人間を妖から守るのだ!!」
「その事なら既に策を練ってある」
翡翠龍はそう言って翡翠の光を体から発した。
そこには
刀、扇、槍が姿を現した。
それに実体は無く、映像として私と黒闇龍の目に映る。
翡翠龍の"時を見る力"だ。
「これは四神の力を形にした四神の化身…
この地に我々を含む四神の力のみを化身として存在させ、選ばれた人間に譲る」
「人に我々の力を抑えきれる分けがないであろう!!?」
黒闇龍の猛烈な抗議に、翡翠龍は首を振る。
「我々が認めた者にのみ力は従うであろう…
その心配は無い。
人は人の手で守り育む事がなによりも幸せな事なのだ」
翡翠龍はそれだけ言って姿を消してしまった。
「黒闇龍……
私達はもう此処にいる可きではないわ…」
現にこれだけ人間達の世界を歪めてしまった…
「我は…我は認めぬぞ!!」
それだけ言って黒闇龍も姿を消してしまう。
「…黒闇龍………」
羽優の呟きは静かに空気に解けていった。


