先見の巫女



「嫌あぁぁぁぁっ!!」

「雛菊!!」


誰かに腕を捕まれる。


「嫌っ!!嫌ああっ…」


恐い…恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い


誰かっ…助けて…


「雛菊!!!」

「んっ………!?」


恐くて暴れていたあたしの唇に、不思議な温もりを感じて目を見開く。


…な……に……?


頬を撫でる朱髪…
優しく包み込む……


朱雀の口づけ…


「…ふっ…ん……」


何度も何度も深く口づけられ、頭が真っ白になっていく…


このまま全て真っ白になっていけばいいのに…


それからこの温もりに溺れてしまいたい…