先見の巫女



『お前達には罰を与える!!その罪を忘れぬよう幾代も幾代も償い続けよ!!』


『それだけは!!!』


そして天狗達の呪われた戒めが始まった。


禁忌の赤子は幾代も幾代もこの世に生を受け生まれ落ちた。


我は…ただ天狗達を護りたかったのだ…


それなのに…


『我は…我は………』


震える奥狐の神に翡翠龍はゆっくりと近付いた。


『後悔しているのか?』


翡翠龍の言葉に、奥狐は何も答えなかった。


『……哀れな………』

…可哀相な神様……


翡翠龍と雛菊の声が重なる。それは決して同情では無い。


護りたかっただけ…
それなのに傷付けた…


「…奥狐の神…」


翡翠の龍の姿が消え、代わりに翡翠の光を纏った雛菊が姿を現した。