ガバッ!!


後ろから天使に抱きつきいた。


「わ!??わわ!!!あ…悪魔!?」


「よっ♪天使さん♪アンタも修行の身??」


天使の男の子は慌ててゼルから離れた。


「なっ…なんだ!!お前たち何かに、この子達を不幸にはさせないぞ!!」


「こっちだって仕事なのよ!!」


「人間に不幸はいらない!!」


「幸せばっかりじゃ、人間ヘラヘラした奴ばっかになるじゃない。」


「ッ……」



まさかの天使の方が言い返せなくなった。


「そっ…そんなことない!!!!」


張り合いないな~…とゼルは思ったが、



「いいわよ。他の人間探すわ。」


と言ってその場から飛びたった。


なんだかゼルは変な気持ちになった。


自分の変化に気付き、その場から立ち去りたくなった。


「あ!!待て!!」


天使の男の子がゼルの後をついてきた。