「あのくらいの餓鬼なら楽勝でしょ♪」


ターゲットを見付けたら、その人間に取り付く。


ゼルは幼稚園児に向かって行った。



すると横から何かがゼルが狙っていた子供の側に近付いた。


「は…??」


幼稚園児の側に近付いていたのは天使の男の子だった。


「天使かよ…。…ん??でもあれも見習いか??」


ゼルと同じくらいの経歴を持っていそうな天使だった。


ベテランではなさそう。


「それなら張り合ってもいいかな♪」


ゼルはその天使に飛び付いた。