人相を変えたかのように 寛貴からメールがきた。





「趣味悪くて悪かったな」







あたしは 寛貴に精一杯のごまかしをした。



寛貴はごまかしに気付いてた。


そこからだった。
あたしと寛貴の関係が崩れたのは。







廊下で会うたびに
寛明はあたしに



「きもいな〜」

とかいってきた。


あたしは 寛貴をきらいになった気がしてた。



だから祐輔にも 美波にも



「もう寛貴はいやだ。」




そう否定し続けた、