8月4日─。


あたしは 親友の美波の進めで 寛貴に告白することを決めた。


たくさんストラップのついたケータイを持ち上げ ‥‥‥

メールをうちはじめた。



「この前はごめん‥もう一回付き合って?」


送信─。


送信した瞬間 泣きそうになった。



だけど あたしはOKされるんじゃないか?
って なぜか余裕だった。

今思い返しても その余裕はどこから来たのか
わからない。