――美代はその後






シロツメ草を輪の形のまま
分厚い本に挟み込み押し花にしてくれた。




結局


俺の恋愛としての感情はきっと伝わっていない。


だけど


美代を大切に想う気持ちは伝わっただろう。




そしてそれに対して美代もまた大好きと答えてくれた。


やっぱりそれも恋愛としての好きじゃないとしても








俺はそれだけで十分嬉しかった。