そして―――…
全国のTV画面に、目を疑うような映像が流れた。
群青色の海に白い波を立てながら、スナメリの群れを先頭にクジラが群れをなして泳いでいる。
さらにクジラの上にはキリンやゾウ、ライオンやシマウマなど動物園の動物たちが乗っていたのだ。
「お…尾崎さん…これって……」
TV局でその映像を見ていた夏美は震える指先を唇に当てた。
「あ、あぁ…マサル君だな…間違いなく。」
尾崎もこの信じられない映像に手のやり場がなかった。
「は…はは…」
尾崎は思わず失笑する。
「マサル君のやつ…やってくれたな…」



