彩に会いたい!


頭にはこれしかない。


今出たところだからまだ病院内にいるはず。


エレベーターで1階までおりた。


アタシの病室は3階にある。


受け付け辺りで私服姿の長い金髪の女の人を見つけた。



「………彩!!」



病院だと言うことを忘れ大声で叫んだ。


彩は振り向かずに立ち止まった。


アタシは駆け足で彩に近づいた。



「来るな……」



彩が叫んだけどアタシは足をとめずに残り1メートルくらいのところでとまった。



「来るなっつっただろ…」

「……彩」

「話すな…今すぐ戻れ」



彩…どうしてそんなに冷たいの?


こっちを向いてよ…。


ねぇ…………彩。