どんどんはだけていく制服。


怖かった。


本当に怖かった。


身体も心も震えて…。


身動きもできなくて……。


ただされるがままだった。


彩…助けて。


心の中で思いっきり何度も何度も叫んだ。


彩に迷惑かけられない。


教科書に落書きされてたのも彩には言わなかった。


言ったらまた問題をおこすから。


彩には学校生活を楽しんでもらいたかった。


でも彩は助けに来てくれた。