スラッとした細い体に長い金髪ロングの痛んだ髪。


その後ろ姿を人ごみをかき分け追いかけた。



「ちょっと恋!どこ行くの〜」



友達の声なんか聞こえてない。


とにかく今は人ごみをかき分ける。



ねぇ?貴方は運命ってあると思う?


アタシはあると思うの。


偶然の出会いだったかも知れない。


でもいつしか隣に居ることが必然になるでしょ。


だったらもう一度会えるのも必然なんだよ。



「彩っ!!」



アタシが証明するよ。


出会えたならまた会える事を。




―END―