『  恋へ



この手紙を読んでいるなら、私は今恋の隣にはいない。



桜姫奈に、私がいなくなったら恋に渡してくれって頼んだんだ。



恋、私はあんたを騙していた。



名前も年も……愛の事も何もかも。





警察から釈放されてから私は今の高校に入った。



"友達なんかいらない。"そう思っていたから誰とも絡む気はなかった。



だけど恋と屋上で出会って、その次の日もまた次の日も…。



日々を過ごしてく中で気持ちが変わっていった。