証明するものなんかないし証拠もない。


アタシばっかりが彩に助けられて…。


アタシは彩を助ける事は出来ないのかな…。



「どうにかしてやりたいけどな…すまん」

「いえ……」



その後、アタシは普通に学校に行き帰り…。


昔の生活に戻った。


いじめはなくなったけど孤立している。


部屋には彩が残していった物だけ…。


彩に会いたい…。


そんな思いが残るまま高校を卒業した。