「お前の目の前で敵とってやるよ」

「ふざけんな!私は雅希…お前を…」



何も言葉が出なかった。


出したくても出てこない。


だけど、アタシはこう思った。


お姉ちゃんに続いてこの場所で彩までもを失うのは嫌だ。


彩に出会い忘れかけてた思いを思いだせた。


目を閉じて深く今日までの事を思い返す。