「今日ね、3組の北川さんが――…」 おばちゃんは気を使って楽しい話をしてくれた。 なんだか可笑しくなってきて笑みがこぼれる。 アタシの為に気を使って心配してくれる人。 その人の為にもアタシも正直にならなきゃ…。 「アタシ…どうしたらいいかわからないの」 アタシはおばちゃんに話した。 さすがに本当の事は言えないから喧嘩したって事にした。