「おい!おっお前も刺すぞ!」



泰来が狂った。


私を刺そうとしたのに愛を刺してた。


狂うのもおかしくはない。



「私を刺してどうする…」

「自首する!だからなんだ!」

「私が…罪をかぶる…」

「お前…何言ってんだよ」



愛を庇うんじゃない。


泰来を庇うんじゃない。


自分自身に問題があるんだ。



「そのナイフをおいて逃げろ」



泰来や他の仲間は逃げていった。


愛と私と動けなくなった奴らを残して。