グサッ!!!


音と同時に流れてく赤い液体。



「……………愛!!!」

「グハッ!」

「あぁ……………」



刺されたのは私じゃない。


愛が私をカバって刺された。


刺したのは………泰来。



「なんでだよ愛……なんで」

「彩音は一番の…友達…だから…」

「…んだよ…それ」



私は…私は愛を潰そうとしたのに…。


なのに友達って……。



「大好きだよ…彩…」

「愛!!!」



優しく眠るように愛は消えていった。