――…あれ? 気づけば彩がいなかった。 さっきまで隣にいたのに。 「コピーしよっと」 彩がいない間にしないとバレちゃうし。 彩とはまた出会えるだろうし。 一番近くのコピー機でプリントすることにした。 『お金を入れてください』 操作するのって簡単だなー。 そう思ってると誰かがアタシの肩に触れた。 この出会いがこの後を狂わせるなんて思いもしなかった。