「彩ちゃんは大丈夫なんですか?」

「軽い打撲で済んでます。目を覚ましたら帰れますよ」

「ありがとうございます」



あれから少しして救急車が来た。


アタシとお母さんがついて行き彩を見守った。


あの傷は転んで出来たようには見えない。


明らかに喧嘩の傷だった。


最近夜に出掛けてたのも、喧嘩の計画とか考える会議みたいなのに出てたのかも。


あーダメだ。


今はこんな事しか考えられない。