―――――――…



「あーや!」

「………よ」

「今日は何かごめんね」



今日、恋に謝られるような事あったか?


謝るのはこっちなのに…。



「わがまま言っちゃって…」

「……いや。全然」



恋は、私が本当は桜姫奈の所に行きたかった。


そう思ってたにちがいない。


無理やり家に住ませたのかなって心配だったらしい。



「本当は迷った。でも私は恋を選んだ」

「………あや〜!」

「ちょっ!おい!おわぁ」



ドテッ


恋が飛びついてきて思いっ切り床に転がった。


そして二人で笑いあった。


このまま幸せに暮らしたい。