きっとこれが本当の気持ちなんだ。


小さな可能性をどこか信じてた。


昔みたいに戻りたかったんだよ。


家族が笑顔で溢れていた母親がいたあの頃に…。



「バカっ!泣いてねぇよ」

「思いっきり泣いてるじゃん」

「泣いてねぇっつの」

「強がんじゃねぇよ〜」



桜姫奈が気付かせてくれた。


スッキリした気分になったよ。



「泊まりなよ。新しい家見つかるまで」



それからは色んな話をした。


桜姫奈は疲れて寝たから私も寝ようと思ったけど、寝る前に恋にメールを入れて寝た。