「詳しくは署の方で聞かせてもらえますか」

「………はい」



救急車とパトカー何台かを呼んだ。


女の警察官が私の肩をそっと抱いてくれたからか、なぜか安心した。


パトカーに乗ってる間、ずっと沈黙が続いた。


近所の人は家の前に漂っていた。


不思議そうに見ている人、コソコソしている人、睨んでる人…。



「やっぱりこの子ね…」

「不良はやっぱり不良ね」

「近寄らない方がいいわね」



警察官が気にしている中、私は平然な顔をしていた。


もう慣れたし。


そのまま警察署に向かった。