豪華絢爛




龍姫が車を走らせて数時間がたっていた

獅輝達は龍姫の運転の上手さを嫌でも実感した


助手席には獅輝が乗り、助手席の後ろにはトキ・真ん中に獅羽・左に上島が乗っていた


車内にはロック系の音楽が響いていた


上「それにしても綾神さん、どうやって運転を覚えたんですか?」

しかもこの車...
ATじゃなくてMTですし!!!

羽「それ僕も気になってた〜!!」


素朴な疑問に上島と獅羽は運転している龍姫へと聞いた




龍「初めは父さんの運転を見て覚えて、死んでから暇なときに実際に運転しみてたんだ〜
それが父さんと同業の人にばれて、レース会場で遊ばせて貰って完璧に身につけたんだよね。」



゙同じに人間だとは信じられない....″

龍姫の話しを聞いた後ろの3人は同じことを思っていた



獅「クスッ、やはり龍姫は化け物ですね。
見ていて飽きませんよ!!」

龍「化け物って...
俺はちゃんと人間だし!!!」


少し苛立ったのかスピードを上げた




羽「てかさ〜何で急にドライブに行こうと考えたの?

獅羽の問いにミラーごしでちらっと座っている獅羽を見た



龍「獅輝と獅羽の息抜きの為だよ。
なんか二人を見てて痛々しいんだよ...
家の中でも二人は仮面被ったままだしさ。」

獅輝と獅羽は龍姫の言葉に驚いていた



龍「獅輝はあの変な笑顔を作るなっての!!
それに獅羽はまだ子供なんだから甘えていいんだよ!!
せめてさ、誰かの前だけでも素を見せないと倒れるだろうが....」

関東No.1の御海道組の頭だって人間....

4代目の弟だっからって言っても一人の子供じゃん!!!


二人を見てるとなんかほって置けないんだよな....



その言葉を聞いたトキと上島は、温かい目で龍姫の後ろ姿を眺めていた