「龍姉!」

「龍姉さん!!」


懐かしい弟達の声を聞いた気がする...


こんなヤクザの屋敷にいるはずないっての♪


龍「幻聴が聞こえる...」

遂に俺の頭も狂ってきたのか..?

熱でもあるのか..?

そっとおでこに手を当て、熱があるか確認した



「「幻聴じゃねぇ!!!!(ないです!!!)」」


それは紛れも無く双子の零と壱がいた...

ご丁寧に鎖で躯を巻いていて不機嫌そうに捕まえられていたのだ...


金髪で頭をツンツンに立て、言葉遣いが悪くてやんちゃなのが
双子の兄・綾神 零(アヤガミ ゼロ)


茶髪で黒の眼鏡をかけ以下にも優等生ッぽいのが
双子の弟・綾神 壱(アヤガミ イチ)



なんで可愛い弟達がこんな姿に!!!?



龍「なッ!!
なんでここに居る!!??
しかも鎖まで巻き付けられて...」


双子の所にかけていくと、躯に巻き付けられている鎖を触った




「だってこいつら暴れるんだもん。ただ車に乗ってほしいって言ったのに」

龍姫の後ろから怠そうな表情をしつつ、獅輝によく似た小学生が現れた