「うッ...御海..道の頭...もう.ダメです」

獅「何言ってるんですか!!
あなたには息子が残ってるんですよ!!!!
しっかりしろ!!」

羽柴の頭の胸からは大量の血が流れていた


樹「那智のおっちゃん!!
死んだらいかんし!!!」

蓮「せっかく仲もどったのに...
死んだら意味ないじゃん!!!」


樹と蓮は涙を流しながら那智の親父へと叫んだ





「樹..蓮。

ッ!う..那智を...頼んだ。


な..なち.ッ!!..ダメな父で...悪...た..」

笑いながら涙を流した頭は目を閉じ二度と開かなかった



那「親父..?
目開けろって!!なァ!
開けろ!!!!!」



眠っているかのようにぐったりしている父を必死に揺らすが

もう逝ってしまったようだ...




獅輝は目を閉じ手を合わせると龍姫の元に歩いた


龍姫は那智の姿を見て涙がとまらないでいた


獅「龍姫、悪いのですが上島と一緒に那智・樹・蓮を連れて

一旦御海道組に戻って下さい。」


龍「..わかった...」


龍姫はそっと那智の肩に手をおき、上島・樹・蓮と羽柴組からでていった