那「だから今組の内部がどうなってるのかは知らないんだけど。
俺の組の奴らが御海道獅輝を襲ったらしいね...
ごめん。」
話しが終わった那智は深々と龍姫へと謝った
黙って聞いていた龍姫が口を開いた
龍「那智は淋しかったんだな...
でも私じゃなくて、獅輝本人に謝るべきじゃないのか?
それに今のまま那智が逃げていてもの昔の父さんは戻らないんじゃないか?お前はやめてほしいんだろ!!
それなら、今みたいに口に出せ!!」
ピロリンッピロリン
そんないい場面で樹の手に持っている龍姫の携帯が鳴り響いた
誰だよ、このタイミングで鳴るとか本当KYな奴だな!!
画面に目をやると、゙獅輝″の名前が出ていた
龍姫の顔は一気に血の気がなくなったように、蒼白になっていた...
できれば出たくないんだけど...涙
樹「はい、龍姫ちゃん♪」
差し出された携帯を渋々取るとボタンを押して耳に当てた
龍「もしもし。」
獅「龍姫ですか、羽柴組の情報を全部掴めたので今から行こうと思ったんですけど。
龍姫いなかったので電話したんですよ....
今どこにいるんですか?」
よかった!!
黒い感じがしない♪
いつもの獅輝だな♪
龍「トキさんに言ったんだけど、凛と遊んでんだよ。」
獅「それはおかしいですね...
私、今浅羽凛の家にお邪魔してるんですけど...
浅羽さんは今目の前にいるんですけど...
何故電話してる龍姫がいないんでしょうか...?」
ピキーンッ!!
その言葉に龍姫氷のように固まってしまった...
凛「ごめん、龍姫!!
獅輝君が家に来ちゃって...
嘘がばれちゃった♪」
凛さん....
君が説明しなくても
さすがの俺もわかるから!!涙
仕事終えた獅輝は凛の家に俺を迎えに行ったんだな...
それで俺がいないことを知って電話してきたって所だな!
今獅輝に会いたくないわ...
本当殺される...
