なんとなく。 この言葉はとても便利だと思う。 すべてを曖昧に、誤魔化してしまう。 理由なんて無くてもいいじゃないか。 そんな物、必要ないだろう? なんとなく生きて、 なんとなく死なない。 理由が見つけられないから仕方がない。 そのまま、なんとなく僕らは大人になる。 飛び降りたあの生徒は、もしかすると それが嫌だったのかもしれない。 屋上で話す僕らは、 なんとなくでしか進めなかった。 今日は、そんな僕らの卒業式だ。