なんて疑問を抱えながら、私は声の主のいる場所へ辿り着いた。 目の前には、壁に凭れ掛かり、段ボールの上に座っている茶髪の少し軽そうな男子生徒。 整った顔立ちで、悪戯な笑みを浮かべ 「今日は家庭部活動ないぜ。」 と言った。 「え?本当に?てか貴方誰よ。」 何故私の名字を知っているのか、 何故家庭部の活動がないことを知っているのか、 兎に角蟠りを取っ払いたい私は疑問を投げつける。 「2-B 西須 朔」