きみが見た光

「でもさ、彩夏が好きなのはお前。俺ではあいつを慰めてやることも…」

「…してやってくれよ」

俺は真っすぐに圭の目を見つめた。

「…俺はダメだ。傷ついているあいつにうわべだけの言葉しかかけてやれない。もっと傷付ける。お前が、慰めてやれよ」

俺がそう話すと、沈黙が走った。

圭は俺の目を強く見つめ返したまま黙ってしまったのだ。

どれくらいだろうか。
1分か2分か……

かなり長く感じた。

圭、なんか言ってくれ
俺に遠慮せずに、
自分の気持ちをちゃんとぶつけてくれ…