黒ユリのタンゴ

はあ。
つくづく自分の性格がいやになる。



確かに私って頭はいいほうじゃない。
(むしろ悪い)

そんなに美人!ってわけでもない。
(愛嬌、ってところで)


でも。
体育祭だって、文化祭だって。
そこそこ活躍できたし
おかげでクラスのみんなと仲良くやれている。


でも、なぜか、なぜか・・・。

ことプリンス先輩に関しては、自信がもてないんだよねえ。


気がつくと、生徒会室には私と数人しか残っていない。
白ユリは、どうやら彼女のボス(会計担当)と打ち合わせをしている。


あの子もビックリするほど美人でもない。

かといって愛嬌があるほうでもない。

なんていうんだろう。

うーん、あえて言うなら
雰囲気美人、ってところだろうか。

・・・プリンス先輩も、あんなタイプがいいのかなあ・・・。