ポスター作りは今週末に智香とやるとして、あとは木曜の神田君との約束。
順調に物事が進むってすごく気持ちいい!
終礼が終わり部活へ向かう智香と別れてから、上機嫌ついでに生徒会室に立ち寄ることにした。
特に用はないけれど、チョットだけなら(忘れ物をさがしにきました、とか言えば)大丈夫だよね。
今日は火曜日。
確か、生徒会メンバーがよく集まっているはず。
金曜はせっかく行ったのに、プリンス先輩、いなかったもんなあ・・・。
数日顔が見れなかっただけで、なんか寂しくなる。
百人一首の本を読むたびに、自分のことと照らし合わせて先輩のことを思い浮かべてしまうからなのかな。
これはいけない、先輩パワーを補給しなければ!
旧館への渡り廊下に向かったそのとき、女の人たちの声がした。
あれは3年のフロアに続く階段のところだ。
「あの白ユリって子、最近よく見かけるよねえ。」
「会計のミヤちゃんもビックリしてた。仕事がないときでもたまに来てるらしいし」
「藍野君目当て?今年の1年多いよねえ。よくやるよ」
「ほかにもいるじゃん。もう一人の黒いほうも」
「へぇ~。ちょっと面白いよね。『プリンスをめぐる女の戦い』?、あはは。」
「あれ、プリンスって、同じ塾に彼女がいるんじゃなかったっけ?」
「いや、ウワサどまり。実は誰も実体をつかんでないらしいよ」
順調に物事が進むってすごく気持ちいい!
終礼が終わり部活へ向かう智香と別れてから、上機嫌ついでに生徒会室に立ち寄ることにした。
特に用はないけれど、チョットだけなら(忘れ物をさがしにきました、とか言えば)大丈夫だよね。
今日は火曜日。
確か、生徒会メンバーがよく集まっているはず。
金曜はせっかく行ったのに、プリンス先輩、いなかったもんなあ・・・。
数日顔が見れなかっただけで、なんか寂しくなる。
百人一首の本を読むたびに、自分のことと照らし合わせて先輩のことを思い浮かべてしまうからなのかな。
これはいけない、先輩パワーを補給しなければ!
旧館への渡り廊下に向かったそのとき、女の人たちの声がした。
あれは3年のフロアに続く階段のところだ。
「あの白ユリって子、最近よく見かけるよねえ。」
「会計のミヤちゃんもビックリしてた。仕事がないときでもたまに来てるらしいし」
「藍野君目当て?今年の1年多いよねえ。よくやるよ」
「ほかにもいるじゃん。もう一人の黒いほうも」
「へぇ~。ちょっと面白いよね。『プリンスをめぐる女の戦い』?、あはは。」
「あれ、プリンスって、同じ塾に彼女がいるんじゃなかったっけ?」
「いや、ウワサどまり。実は誰も実体をつかんでないらしいよ」


