黒ユリのタンゴ

「それじゃあ・・・」

光永先輩も、浜田先輩を見る。


「どういうことなの?

ミユキも、『小倉先輩だと思う』って言ってたよね?」



文芸部で小倉先輩の状況を知ってる人はいなかった。

それは神田君が聞いてみたときもそうだった。



浜田先輩は、知ってて誰にも言っていなかった?



「小倉先輩のこと知ってたのに、そんなこと言ってたの?」


「ねえ!何でよ!?」


光永先輩の声が響き渡る。