黒ユリのタンゴ

沈黙を破ったのは、光永先輩だった。

浜田先輩の肩を励ますように抱きしめた。



「もういいよ。仕方ないよ。

ミユキは悪くない。

悪いのは脅迫状なんかを出して・・・」



「それだよ」


「え?」

ボスに話を遮られ、光永先輩はきょとんとした顔をしている。



「じゃあ、いったい誰が脅迫状を出したっていうんだい?

外部の人間?

それともここの生徒?」



そして、神田先輩にニッコリ笑いかけた。


「ねえ、教えてよ。神田さん」