黒ユリのタンゴ

そこからの話は、ある意味私や神田君の想像を越えるものだった。



「怖くなって、大会の前から

用具倉庫にずっと隠れていたんです。


そうすれば何も起こらないと思ったから。

皆さんに迷惑をかけることは分かっていたんですけど・・・」


そういうと、浜田先輩は大きく頭を下げた。


「本当に ごめんなさい・・・っ」



いや、怖くて隠れるって気持ちはわかる。

確かに私たちも心配はしたけれど、

結果として無事だったらよかったのでは・・・



ボスは黙って浜田先輩を見つめている。